長らくお休みしていて、すいません
まずは、SBCについてですが、AdobeAIR(AndroidOSのみ)、Python/KivyまたはQt5.*で開発が可能かを検証しました。検証方法は、それぞれの言語でビデオ再生するシンプルなコードを作成し、それが実行するという方法です。AIRの場合はstageVIDEOを活用してハードウェア・アクセルレーションが有効かどうかも試しました
【ODROID-XU3lite】Samsung Exynos5422 Cortex-A15 2Ghz +Cortex-A7 Octa core CPUs、Mali-T628 MP6 GPU
Android4.4.4では、KivyコードをBuidozerを使ってトランスレートしたAPKファイルが実行できました! でも残念ながらHWアクセルレーションは無効、ソフトウェアデコードで720P動画再生時のCPU負荷が50~60%程度です。しかし、adobeAIR+stageVIDEOでは、ハードウェア・アクセルレーションによる1080P動画の再生ができました! LubuntuではKivyを実行できませんでしたが、OSとしては使い勝手がいいので、後継機XU4では、ApacheいれてマイクロWWWサーバとしても使えそうです
【ODROID-C1】Amlogic ARM Cortex-A5(ARMv7) 1.5Ghz quad core CPUs、Mali-450 MP2 GPU
Android4.4.2では、KivyコードをBuidozerを使ってトランスレートしたAPKファイルが実行できますが、HWアクセルレーションは無効ソフトウェアデコードで720P動画再生時のCPU負荷が100%フレームドロップがひどく、プレイヤとして使用は不可ですね。adobeAIR+stageVIDEOでは実行できますが画面表示ができない(音のみ)、たぶんSoCとの関係のためかと思います。こちらもLubuntuでApacheいれてマイクロWWWサーバとしてのみ使える可能性はあります
【Inforce6410plus】Qualcomm Snapdragon 600 (APQ8064 SoC)
Linaro/ubuntuにて、Kivyコードを直接実行できました! 組込みLinuxとしてQt5.*での実行も期待大!! ただし、値段がODROIDの約2倍は痛い・・・・・
【UDOOquad】Freescale i.MX 6 Quad + Atmel SAM3X8E、Vivante GC 2000 + Vivante GC 355
UDOObuntu2beta1で再検証しましたが、やはりKivyを直接実行はできませんでした・・・・ 9/10に発表されたbeta2で再トライ!! でもUDOOは、Kivyなどマルチメディアに拘らず+Arduinoという特徴を活かしたいね
今回の検証も含め、ブロッコデリ木曽様から多大なご協力を賜りましたこと、たいへん感謝しております